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成果報告ー福田先生

代表者 福田典子
所 属 教育学系
支援型 企画支援型
プロジェクト名 循環型地域社会形成への関心を高める中学校家庭科における授業づくり
プロジェクトの取り組みと成果の概要 本研究では、家庭科の独自性を生かし、特に「D消費と環境」領域に注目し、食生活と環境、衣生活と環境の連携を図るとともに地域環境や伝統文化への関心を高めることを目的とした中学生向きの教材開発および授業研究(食生活と環境2年、衣生活と環境1年)を行った。食生活と環境領域では、県内中学生に身近な林檎に注目させた。生徒が林檎の材料特性を生かしながら、信州の粉食文化を継承し、かつ廃棄物の減量化を推進するための創作レシピを班単位で考案し、その幾つかを実際に調理実習し、確かめる指導プログラムを開発した。衣生活と環境領域では、県内の絹(紬)糸に注目させた。生徒は染色技法のルーツでもある叩き染めを体験し、野菜加工工程で排出される廃棄部に含まれる色素を活用した草木染めにも触れることを目的とした染色・造形実習の指導プログラムを開発した。いずれの教材および指導プログラムに関しても、授業後に生徒への意識調査(4件法、1点全く思わない2点あまり思わない、3点そう思う、4点とてもそう思う)を実施し、学習効果の検証を行った。
2年生食生活と環境の授業を受けた生徒の「林檎を全て使い尽くす調理法」への関心の平均値は3.83であった。1年生衣生活と環境の授業前後、男子中学生の紬糸への関心の平均値は2.61から3.00へ増大した(ns)。授業後「もったいないの気持ちで生活すること」への重視傾向は、食生活と環境の授業を受けた生徒の場合3.83、衣生活と環境の授業を受けた生徒の場合3.36となり、いずれの授業においても肯定的回答を得た。本研究で開発した授業の範囲では、食生活の授業が、衣生活の授業よりも有意に中学生の循環型地域社会形成への関心に影響を与えたものと推察できる(p<0.05)。
発表・公開済みの研究成果 公開済みの成果はなし。今後公表予定。

 

 

 

 

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