公募型プロジェクト
学びセンタ-公募型プロジェクト
1.プロジェクト募集の趣旨
学びセンター(以下,センター)では,教育委員会学校等との連携を図り,「学び」に関する理論的,実証的かつ臨床的な研究・開発を行うとともに.実践的指導力を持った教員の養成及び現職教員の研修に寄与することを目的としています。そのために「戦略プロジェクト」「実践研究支援プロジェクト」「産学官協働プロジェクト」の3つのプロジェクト群(学びセンタープロジェクト)を設定しました。その一環として,支援を希望するプロジェクトを広く募集し,支援をしていきます。
2.学びセンタープロジェクトの支援内容
各プロジェクトに対して,センターは下記の支援を適宜実施します。
①研究資金支援 ・センターの獲得した予算や資金に基づいた,各プロジェクトに対する研究費の支援 ※支援額および支援件数は,獲得した予算や資金に基づき,適宜設定します(本年度は☆☆☆予算)。 ※各プロジェクトの執行に必要な経費であり,科研費および科研費奨励研究に準じた内容とします。
②マッチング支援 ・プロジェクトに対応した学部内外の人材紹介 ・研究者データベースを活用した研究・社会貢献のマッチング情報提供 ・URAと連携した産官学のマッチング
③プロジェクトの推進助言 ・各プロジェクトの推進に関わるセンター教員からの助言 ・各プロジェクトの推進に関わる学部内外の助言者紹介
④広報・成果発信支援 ・Web等を活用した研究成果の広報,成果発信支援 ・シンポジウムや研究会を活用した研究成果の発信,共有支援
⑤施設・機器支援 ・センター施設を活用したミーティングルームや研究スペースの提供 ・センター内の機器利用支援
■戦略プロジェクト
目的:次世代型の学びに関わって,学部戦略および次期学習指導要領等を踏まえた「戦略的研究開発テーマ」をセンターが設定し,対応する研究の促進を目的とする。
戦略的研究開発テーマ「次期学習指導要領を指向した先進的教育研究」
A:戦略研究企画型
対象:「戦略的研究開発テーマ」に関連し,大型の外部資金を獲得しようとしている研究チーム
支援:①(外部資金獲得に向けた準備用の研究費支援),②~④,⑤(主にミーティングルーム)
支援金額および件数:200千円×2件程度を予定
条件:科研費や各種事業公募等の外部資金申請を1年以内に実施すること。
年度末報告:会計報告および申請済みの場合は申請書写しを提出。申請予定の場合は,申請先情報と申請書案を提出すること。
B:戦略研究推進型
対象:「戦略的研究開発テーマ」に関連し,大型の外部資金を獲得済み,もしくは獲得が内定している研究チーム
支援:②~⑤(ミーティングルームおよび研究資金の活用による研究スペース)
※①は無し
条件:外部資金を獲得済み,もしくは獲得が内定していること。
年度末報告:シンポジウム,研究会,Web等で発信することにより代替する。
■実践研究支援プロジェクト
目的:現場教員(原則として長野県内)と学系教員を含む共同の実践・研究チームによる実践研究の促進を目的
とする。
※現場教員が実践・研究チームの代表者であることが望ましい。
A:研究企画支援型
対象:実践研究を企画し,科研費奨励研究や各種財団等の外部資金獲得を目指す実践・研究チーム
支援:①(実践および研究のスタートアップ・継続のための研究費支援),②~⑤(主にミーティングルーム)
支援金額および件数:100千円×5件程度を予定
条件:科研費奨励研究や各種財団等の外部資金申請を年度内に実施すること。
年度末報告:会計報告および申請した申請書の写しを提出すること。
B:研究成果支援型
対象:既に取り組まれている実践の成果を学術的にまとめ,公表・発信を目指す実践・研究チーム
支援:①(論文掲載料や学会発表旅費等の研究費支援),②~⑤(主にミーティングルーム)
支援金額および件数:100千円×5件程度を予定
条件:著書,論文,報告書,口頭発表,作品,教材等,研究業績に相当する成果を公表,もしくは公表予定の具体的な見通しを年度内に示すこと。
年度末報告:会計報告および成果公表の記録を提出すること。
■産学官協働プロジェクト
目的:次世代型の学びに関わって,産官学による協働での研究・開発に関わるプロジェクトの推進を目的とする。
A:共同研究企画型
対象:共同研究先のマッチングや具体化を希望する研究チーム
支援:①(研究のスタートアップ支援の研究費),②(主としてURAとの連携),③~⑤(主にミーティングルーム)
支援金額および件数:50千円×4件程度を予定
条件:相手先との検討・相談,打ち合わせ等の記録を年度内に示すこと。
年度末報告:会計報告および上記記録,共同研究の見通しの報告を提出すること。
B:共同研究推進型
対象:既に共同研究が開始されている研究チーム
支援:②(主としてURAとの連携),③~⑤(ミーティングルームおよび研究資金の活用による研究スペース),※①は無し
条件:共同研究および事業として契約または採択済み,もしくは内定していること。
年度末報告:シンポジウム,研究会,Web等で成果発信することにより代替する。
平成29年度採択プロジェクト一覧 (プロジェクト名をクリックすると、プロジェクト紹介をご覧いただくことができます)
分類 | 支援型 | NO | プロジェクト名 | 研究代表者 | 所属 | 研究費 |
戦略 | 研究企画型 | 1 | 実生活や実社会の諸課題に対して総合的に活用できる力を培う教科横断的なカリキュラム・マネジメントの試み | 三崎 隆 | 教育学系 | 200,000 |
実践研究支援型 | 企画支援型 | 1 |
中学生の英語・英語学習に対する信念の解明 ー動機づけの期待理論に基づく英語4技能間の比較- |
矢島 裕文 | 附属松本中学校 | 100,000 |
2 | 中学校家庭分野での保育学習から家族・地域学習へとつながる学習 | 小口 博子 | 茅野市立北部中学校 | 100,000 | ||
3 | 「数学的活動の枠組み(6視点)」に基づく学習指導法の臨床的開発 | 油井 幸樹 | 教育学系 | 100,000 | ||
4 | タブレット端末及びデジタル教科書の活用による学力向上のため算数科指導方法の開発 | 渡辺 祐一 | 千曲市立治田小学校 | 100,000 | ||
成果支援型 | 1 |
蛍光性色素を用いた「ものが水にとける」の実感 -小学校第5学年「物の溶け方」における児童の粒子概念の形成を通して- |
藤森 隼一 | 長野市立山王小学校 | 100,000 | |
2 | 循環型地域社会形成への関心を高める中学校家庭科における授業づくり | 福田 典子 | 教育学系 | 100,000 | ||
3 | 中学校家庭科におけるICT教材を用いた授業実践 | 小林 里美 | 附属長野中学校 | 100,000 | ||
4 | 理科の地学分野において学習者の主体的な探求を支援する教材と授業の開発 | 花井 嘉夫 | 長野県木曽青峰高等学校 | 100,000 | ||
5 | 電気自動車を対象とした教科横断型ESD教材の開発 | 矢代 祐介 | 附属松本中学校 | 100,000 | ||
6 | 新学習指導要領に基づく論理的思考を育むための読み方指導と教材分析 | 白井 敬 | 附属長野小学校 | 100,000 | ||
7 |
実験道具の数の違いによる理科の知識に関する理解に及ぼす効果とその定着 | 林 康成 | 長野市立南部小学校 | 100,000 |