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学びセンターフォーラム盛況に開催(2019/3/2)

学びセンターフォーラムは,「地域・学校全体で取り組むプログラミング教育のススメ」をテーマに,相模原市の指導主事・渡邊茂一先生を講師にお迎えしました。
参加者も,小中学校の先生方や教育委員会,企業,学生らと様々な方々にご参加いただき,盛大に開催されました。

冒頭でセンター長より,プログラミング教育についての本年度の学びセンターの取り組み概要と課題が紹介されると共に,市全体で取り組んでいる相模原市に学びたいことが伝えられました。
前半は渡邊先生の相模原市のプログラミング教育についてのご講演でした。
決して恵まれたICT環境ではない中で,H28年度からプログラミング教育を施策に入れ,H29年度に全校でプログラミング教育を実施し,本年度は先生方が自主的に授業づくりを始められたとのこと。
プログラミング教育の推進を進める上での問題と課題および解決策を明確化し,トップダウンとボトムアップの推進をバランス良くできる体制作りされている様子に皆,感心しておりました。
具体的な授業作りでも,学年を4年生,2学期に絞り,教科の授業ということでさんすう科に絞ったり,中学校技術科の先生に初めてプログラミングをする子どもの指導ノウハウを伝えてもらうなどの工夫をして展開されていったとのこと。相模原市で展開された授業一覧と共に,代表的な授業の様子を動画でも解説を交えながら紹介いただき,参加者の皆さんもどんどん引き込まれていきました。

後半は,実際に相模原市での授業を体験しようということでグループ毎に興味を持った授業の教材を試してみました。1年生のロボット教材,2年生での国語でのViscuitの事例,4年生算数でのScratchの事例など,グループで試したり議論しながら取り組んでみました。
演習の後半では,附属松本小から持ってきてもらったWeDoを使って,6年生の社会や理科で防災等をテーマにしたロボット作りにも挑戦しました。限られた時間ではありましたが,ブロックを組み合わせオリジナルロボットを作ったり,誤動作して笑いが起きるなど,参加者の皆さんも楽しまれていました。

最後にグループ毎に感想や意見を共有しながら,全体で議論をしました。特に,プログラミング教育の手引きの執筆者の一人でもあることから,それらも踏まえ,今後の展開等についての質問について,相模原市での今後の展開やその際の考え方,手引きについての少し突っ込んだ解説等様々なお話をいただくことができました。

フォーラムのご講演,演習を通じ,終始笑顔でご対応いただいたく渡邊先生の様子が印象的でした。
参加者の皆さんからも,「次の一歩のヒントをいただけた」「学校に持ち帰り参考にしたい」「4月から試してみたい」など参考になったとの声を多々いただきました。

年度末のお忙しい中ご対応いただいた渡邊先生並びにご参加いただいた皆様に感謝です。

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