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第5回 「教育DXお悩み相談室」メールマガジン

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「教育DXお悩み相談室」メールマガジン Vol.5
※本メールは,「教育DXお悩み相談室」からお申し込み
いただいた皆様に配信させていただいております。
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はじめに
お悩み相談室も第3回目となり,だいぶ軌道に乗ってきま
した。
ミニトークを依頼している私たち自身も,お話を聞きな
がら感心する点が多々です。
まだまだ知られていない様々な取り組みや工夫が,県内
にはたくさんあるのだと実感しています。
これからも各地の様々な取り組みを多くの皆様と共有で
きたらと思います。
(村松@学びセンター)

1.前回のお悩み相談室の様子と次回の紹介
教育DXお悩み相談室第3回目は,木曽楢川小学校の小野先
生と塩尻市教育委員会の高橋様からお話いただきました。
木曽楢川小学校では学校の特色をいかしつつ,楽しみな
がらICT教育を進められているとのことでした。また,持
ち帰りの実践やzoomの練習もされており,具体的な方法
を提示してくださりました。
また,高橋様からは,研修のあり方についてお話いただ
きました。研修のポイントは先生方にワクワクを感じて
もらうことで主体的に参加してもらい,創造的な活動を
盛り込むということでした。そのためには現場からの要
望を大切にすることが重要で,要望に合わせてなんでも
実現できる環境整備を行うことを心がけておられるとの
ことでした。
その後寄せられた質問一つ一つにお二方が丁寧にご回答
くださいました。やはり自校での困りごとを他校,他地
域に聞けるということは非常に大きなメリットであると
思います。
次回も是非ご参加いただき,質問や意見をお寄せくださ
い。(小倉@学びセンター)

次回は,7月20日(火)16:30~です。
ミニトーク 喬木村立喬木第一小学校の福澤校長先生よ
り,端末の持ち帰りの実践についてお話いただきます。

第4回お申し込みはこちらから
https://forms.gle/WR4ziyUeh3vvzZcB7

2.長野県ICT教育推進センターより
長野県では,本年度設置した「ICT教育推進センター」の
取組を市町村教育委員会と共有するため担当者会を文部
科学省のGIGA StuDXチームと連携して「長野県GIGAスク
ール市町村担当者会」を去る6月10日(木)に開催しまし
た。
73市町村(組合)教育委員会,98名の参加申込みがあり,
昨年度からの「長野県教育クラウドID」や「クラウドサ
ービスを用いたアンケートの集約と情報共有」のノウハ
ウが生き,オンラインでの開催もスムーズでありました。
長野県ICT教育推進センターでは,「子どもたち全員が,
クラウドによる『同時共同編集』ができる」を令和3年度
の目標に掲げ,市町村教育委員会や学校と連携しながら,
「みんなの一歩」を大切に取り組んでまいります。

長野県ICT教育推進センター 参考資料
「資料名:長野県ICT教育推進センターホームページ」
▼ URL:https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/kyogaku/kyoshokuin/shiryo/ict.html
(松坂先生@長野県教育委員会事務局学びの改革支援課)

3.GIGAスクール県内ポータルより
学びセンターでは,GIGAスクール長野県ポータルサイト
を運営し,長野県内自治体のGIGAスクールに関わる情報
などを随時紹介しています。また,皆様からのGIGAスク
ールやICT活用教育に関する情報をお待ちしていますので
お気軽にお寄せください。
「GIGAスクール長野県ポータルサイト」
https://cril-shinshu-u.info/giga/

喬木村では,学校生活・日常生活でデジタル機器やイン
ターネットの活用を積み重ね,自身で利用をコントロー
ルし,生涯学び続けるための情報活用能力を育成するこ
とに取り組まれています。このたび「喬木村 GIGA info
rmation」(https://sites.google.com/vill-takagi.info/gigainformation/
を立ち上げ,GIGAスクール構想の実現に関わる様々な
活動について情報発信を始められました。ぜひご覧くだ
さい。
(森下@学びセンター)

4.附属次世代型学び研究開発センターより
教育学部2年生の必修科目「コンピュータ利用教育」で
は,1996年から全コースの教員が授業を担当し,学生の
ICT活用指導力を向上させるための取り組みを行っていま
す。今年度は,全コースでGIGAスクール構想において最
もシェア率の高いGoogle Workspace for Educationを活
用して,授業を進めています。
授業前にはGoogle Classroomで学習内容を確認し,授業
中は共有された教材等にアクセスして取り組み,授業後
には課題等を提出するなどをしています。GIGAスクール
構想と同様の環境で体験的に取り組むことを通して,GI
GAスクール構想での実践をイメージできるようになって
きました。
(佐藤@学びセンター)

5.国や文科省の動きから
デジタル教科書の実証事業など令和3年度の国の予算に
基づく様々な事業が開始されたところですが,令和4年
度の予算に向けた準備も国ではすでに進んでいます。現
在の課題や今後の見通しをもつために,その動きを知る
ことは参考になります。今回ご紹介する毎年の6月の閣
議決定はそのような意味で多くの人が注目しています。

6月18日の閣議決定で,注目すべき資料は次の二つです。
(1)経済財政運営と改革の基本方針2021
タイトルを見ると教育には関係ないと思われそうです
が,「感染症により対面教育が困難な地域を含め,災害
等が生じた場合にいつでもオンライン教育に移行できる
態勢を年内に全国で整える。」など,教育関係が多く含
まれていますので,ぜひ,ご一読ください。
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2021/decision0618.html

(2)デジタル社会の実現に向けた重点計画
9月のデジタル庁の創設を見据え,デジタル社会形成基
本法に基づく重点計画を先取りする形で策定されたもの
です。教育に関係する記述も見られます。
GIGAスクール構想による1人1台端末環境を前提として,
「データ駆動型の教育」の車の車輪として推進。
(2)-1教育現場における日々の学習や実践の改善に資する教
育データの利活用
(教育データの蓄積・流通の仕組みの構築に向けたロー
ドマップの提示,児童生徒一人一人のIDについてマイナ
ンバーカードの活用を含め,ユニバーサルIDや認証基盤
の在り方の検討等)
(2)-2教育政策の立案・実行の改善に資する教育ビッグデー
タの利活用
(情報システムの対応方策や課題の整理,政策や実践の
改善に資するエビデンスのプラットフォーム構築に向け
た検討等)
https://www.digital.go.jp/posts/ZlptjPro
(東原@学びセンター)

6.ご参加の皆さんの声から
・小学校低学年での活用が今ひとつという状況のなかで,
実際の事例を知れることはICT支援員として大変勉強にな
りました。
・プロジェクタやロイロノート,アップルTVにChrome c
astなど,様々な機器が揃い,教師も生徒もストレスなく
使用できる環境を整えていくことが,まずは必要だとい
うことが良く分かりました。
・情報担当の先生の進め方,声のかけ方も校内の先生方
の活用に関わるなあと感じました。

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「教育DXお悩み相談室 メールマガジン」
発行 長野県ICT教育推進センター・信大附属次世代型学び研究開発センター
メルマガ登録・停止・変更 https://cril-shinshu-u.info/merumaga
その他お問い合わせ https://cril-shinshu-u.info/contact
長野県GIGAスクールポータルサイト https://cril-shinshu-u.info/giga/

 

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