HOMEアイコン信州大学教育学部HOME

ブログ

第23回「教育DXお悩み相談室」メールマガジン

◇◆—————————-———————————————–
「教育DXお悩み相談室」メールマガジン Vol.23
※本メールは,「教育DXお悩み相談室」からお申し込み
いただいた皆様に配信させていただいております。
—————————————————————————-◇◆
はじめに
先日,ある高校の生徒たちが教育に関する話を聞きた
いということで,インタビューを受けました。そこで話
題になったのが,ICTによって教育がどう変わるのか,と
いうことです。
おもしろい質問だな,と思ったのは,答えを検索して
書いて終わり,という勉強方法についてどう考えるか,
というものでした。教員側からすれば,そんなのは勉強
にならないから頼ってはいけないということになるでし
ょうけど,手っ取り早く宿題を終わらせたい方からすれ
ば,実はいちばん適応的な方法だと思います。むしろ,
検索の仕方を知っているからこそできることですよね。
漢字が書けなくてもスマホで検索すればいい,英語が読
めなくても翻訳ソフトを使えばいい,という時代です。
実際に僕も頼っています。大人が使っているのに,子供
に使うなというのは理不尽だよな,と思います。
僕の回答としては,答えを検索して終わるような勉強
ではなく,そこからがスタートで,そこから思考を広げ
られるかどうかが,知的さの勝負になっている現代の知
的格差,そして経済的格差につながるんだ,というもの
を咄嗟に思いついて言ったのですが,正直、本当に合っ
ているか不安ですね。未来は誰にもわからないですし,
たぶん正解は誰も知らないと思うので,こういうことを
考えること自体が重要なのではないかと思った経験でし
た。
(島田@学びセンター長)

1.長野県ICT教育推進センターより
長野県ICT教育推進センターでは,令和4年5月25日
(水)に長野県内の有識者3名,市町村教育委員会,現
場の小中学校の校長先生をはじめとした先生方と共に本
年度1回目の「長野県ICT学び推進協議会」を開催いたし
ました。その中で,学校,市町村(学校組合)教育委員
会,大学関係者,長野県教育委員会が連携して取り組む
目標を「子どもたち全員が,クラウドによる同時共同編
集により,意見交換ができる」とすることを確認しまし
た。
本年度は,授業での活用を大切にしたいという考えか
ら,「意見交換」をキーワードに発展した目標となって
おります。
詳しくは,長野県ICT教育推進センターの最新情報と合
わせて議事録をご覧ください。
長野県ICT教育推進センターHP
https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/kyogaku/kyoshokuin/shiryo/ict.html
併せて,実践事例もこちらからご覧いただければ幸い
です。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/kyogaku/kyoshokuin/shiryo/ict_douji.html
(学びの改革支援課)

2.GIGAスクール県内ポータルより
・学びセンターでは,GIGAスクール長野県ポータルサイ
トを運営し,長野県内自治体のGIGAスクールに関わる情
報などを随時紹介しています。また,皆様からのGIGAス
クールやICT活用教育に関する情報をお待ちしていますの
でお気軽にお寄せください。
「GIGAスクール長野県ポータルサイト」
https://cril-shinshu-u.info/giga/
・伊那市ICT活用教育実践事例集の最新号,小学5年生理
科では3日間の空の様子を撮影し,あわせて日本各地の
天気,雨雲の分布,アメダス の降水量の図をスクールタ
クトに貼り付けています。これらのデータをもとに天気
の変化の規則性を自分たちの力で追究していく様子を紹
介しています。こちらもどうぞご覧ください。
https://cril-shinshu-u.info/giga/info/423
・信州大学教育学部附属長野小学校では、昨年度から文
部科学省による GIGA スクール構想に基づき、児童1人
1台学習用端末の貸与を開始しました。GIGAスクール元
年となった昨年は、多くの授業場面でタブレット端末を
活用した授業実践を行いました。令和3年度GIGAスクール
構想のまとめとして児童と先生のアンケートを掲載して
おります。こちらもどうぞご覧ください。
https://cril-shinshu-u.info/giga/info/412
(森下@学びセンター)

3.附属次世代型学び研究開発センターより
・5月15日(日)ジュニアドクター育成塾 第3期 第2段階
受講生の開講式と第1回講座が,教育学部会場と飯田市エ
ス・バード会場で行われました。開講式では長野県教育
委員会の松坂先生,長野市教育委員会の中田先生,信州
大学教育学部学長の村松先生からご挨拶を頂きました。
第2段階では第1段階で選抜された子どもたちが参加し
ています。第1段階では取り扱わなかった高度な内容に
子どもたちが大学の先生や大学生,専門家の方と挑戦し
ていきます。
開講式の後,「実験ノートの書き方」講座がありまし
た。「理科の実験とは別で,これからの実験は自分が知
りたいこと,アイデアが正しいのか試す,証明する。結
果がでるか分からない,何度も繰り返すどうして上手く
いかなかったのか改善・改良する。」というお話もあり
ました。実験ノートを駆使し,未知の問題に力を合わせ
仲間と解決していく姿を期待します。
「ジュニアドクター育成塾サイト」
https://cril-shinshu-u.info/jr-doc/
(小倉@学びセンター)

・日本教育工学協会(JAET)は,教育の情報化の推進を支
援するために,学校情報化診断システムを活用して,情
報化の状況を自己評価し,総合的に情報化を進めた学校
(小学校,中学校,高等学校)を認定する 学校情報化認
定に2014年度から取り組んでいます。2022年6月18日に
附属長野小学校と附属松本小学校が,学校情報化優良校
に認定されました。
https://jaet.jp/nintei/
(佐藤@学びセンター)

・今までの教育DXお悩み相談室会をYouTube限定公開にて
配信しておりますのでご覧ください。
https://youtube.com/playlist?list=PLS0vKFz51nT7WUeEhHLAXL-pU6nL_TpLx

4.働き方改革進めています
教育学部では,学部長のイクボス・温か(あったか)
ボス宣言(https://www.shinshu-u.ac.jp/danjo/awareness/cat13/
に基づき働き方改革を推進するため,原則として職員の
標準勤務時間(8:30~17:15)外に業務に関する電話,
メール,チャットによる連絡及びテレビ会議などを行う
ことを取りやめることとし,その対応方法を定めました。
例外事項もありますが,運用について,ご理解とご協力
をお願いいたします。
勤務時間外の連絡取り止めについて
https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/education/news/news/post-71.php

現在学部内にDX委員会を設置し,各種業務の見直しや
DX化を進めています。
これら成果や様子を学校現場にも返るようにしていき
ます。
(村松@学部長)

————————————————–
「教育DXお悩み相談室 メールマガジン」
発行 長野県ICT教育推進センター・信大附属次世代型学び研究開発センター
メルマガ登録・停止・変更 https://cril-shinshu-u.info/merumaga
その他お問い合わせ https://cril-shinshu-u.info/contact
長野県GIGAスクールポータルサイト https://cril-shinshu-u.info/giga/

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

センター開館日

ページ上部へ戻る