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【小中学生講座】機構学とものづくり

10月1日(水),「機構学とものづくり」講座がオンライン(Zoom)で開催されました。
講座は,信州大学教育学部の川久保英樹先生にご講義いただきました。
川久保先生は,工学の中でも特に「機械」を専門とする立場から,身近な機械の知識と,実際にものづくりに活かせるヒントを提供くださいました。
まず最初に,機械とは何かについてお話があり,機械と聞くと工場にあるような鉄の塊をイメージしがちだけれども,実際には身の回りに多く存在しており,3つの要素「機械部品の組み合わせであること」,「一定に拘束された運動をすること」,「役立つ仕事をしてくれるもの」が満たすものであるとお話がありました。

次に,ものづくりにおいて重要な3つの機構(リンク機構,カム機構,歯車)が紹介され,主にリンク機構を中心にご説明いただきました。
   
続いて,事前課題として配布されたアイスの棒とネジを使ったリンク作りについて,部品の組み合わせや動きについて確認が行われました。ネジをゆるまないように止めることが難しかったという受講生もいました。
 
3つの機構の基本的なメカニズムを知り,身の回りにある様々な道具(傘,ワイパー,トースターなど)にも使われていることがわかりました。
講座内容を活かして,個人制作や新しい機構作りに挑戦してほしいです。

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