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STEAM教育プログラム高校生講座がスタートしました

8月9日(金)信州大学STEAM教育プログラム高校生講座の開講式と講座がオンラインで行われました。
開講式では、プロジェクト長 村松浩幸先生の挨拶と講座について説明いただきました。
STEAM教育は色々な教科を横断しながら問題解決をしていくことです。
・課題を自ら見つける力
・物事をさまざまな面から捉え解決する力
・新しい価値を創造する力
これらが学校でも学んでいる「学びの探求」に繋がればよいと思っています。
今までは「信州大学ジュニアドクター育成塾」を開講し小中学生を対象に取り組んでいましたが、いよいよ高校生の講座をスタートします。
8月から12月までの限られた期間になりますが、高校生の皆さんと大学がつながり楽しみながら進められればと思います。とご挨拶いただきました。

講座では、信州大学教育学部をはじめ工学部、繊維学部、理学部、先鋭領域融合研究群の皆さまなど、大変高度な取り組みをされている先生方に講師をお願いし講座を進めていきます。
オンラインと対面を併用し、さまざまな分野の先生方からお話を聞いたりしながら進めていき12月には問題解決に取り組みます。とご説明いただきました。

受講生一人ひとりに自己紹介いただいた後、小倉光明先生から講座で使用するGoogleクラスルームとGoogleチャットの使い方などについて説明いただきました。

開講式の後、村松浩幸先生による「3Dで科学して遊んでみよう」講座がありました。
講座の前に、デジタル機器(3Dプリンター)など多くの機器があるFabLabの紹介がありました。

講座では、デジタルファブリケーションの主な教材、3Dデータの作成方法、3Dデータの種類についてお話いただき、Googleクラスルームで共有されたうさぎのデータ(STLファイル)を使い、各々動かしてみました。受講生のパソコン環境によってはうまく動かせない人もいましたが、三角形の集合体で表現されていることがわかりました。

スマホやタブレットでできる3Dスキャナソフト(Scaniverse)について紹介がありました。
実物をスキャンして3Dを作ることができるソフトで、FabLabの部屋の中を3Dスキャンして取り込んだものを見た後、受講生もアプリをダウンロードし実際に使ってみました。

次に3D-CAD、3D-CG、3Dプリンターについてお話があり、3D-CAD「TinkerCAD」を使ってみました。村松先生がGoogleクラスルームにアップした説明動画を見ながら使い方に慣れてもらいました。

終わりに受講生から、講座の感想を口頭やチャットでいただきました。
・3Dプリンタ―の作り方がわからなかったけれど、説明を聞いてよくわかりました。
・スマホでスキャンしたものが3Dプリンターで出力できるのが面白いと思った。
・中学の美術の授業で、Scaniverseを先生が使ったところを見たことはあったけれど、簡単に使えることがわかってよかったです。
・3Dプリンターは学校にあったけれども使ったことはなくて、これを機会に自分の好きなものを作ってみたいです。
・3Dプリンターは知っていましたが、どのように使うのかまでは知らなかったので、自分の中の気になるを解決できてとてもよかったです。
・3Dプリンターを使ってオリジナルなものを自分で作れるということにとてもわくわくしています。講義も知らないことだらけて聞いていてとても面白かったです。
12月までさまざまな講座がありますが、受講生みなさんの研究成果が楽しみです。

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