10月24日(木)信州大学STEAM教育プログラム高校生講座「フィンランドのSTEAM教育」がオンライン(Zoom)で行われました。
講師は、信州大学教育学部 伏木久始先生と特別講師にユヴァスキュラ大学フィンランド国立教育研究所 クリストフ・フェニベシ博士、矢田匠 博士にご講義いただきました。
講座では、「南アフリカとフィンランドの子どもたちの数学的アート作品の解釈」と題してお話いただきました。
最初に、講師の先生の自己紹介があり、続いて受講生からも英語で簡単に自己紹介をしてもらいました。
続いて、受講生に紙とハサミを用意してもらい、ウェルカムカードや3次元の紙のアートワーク(招待状)を作成することにしました。受講生の中で作ったことはありますか?の質問に、小学校や中学校の時にポストカードやクリスマスカードを作ったことがある受講生が何人かいました。
次に、皆さんと同じくらいの年齢の南アフリカの人が作った、芸術と数学を組み合わせた作品をいくつか紹介していただきました。
プロジェクト”アートコンペティション”と呼んでいて、アートチャレンジ数学と芸術が組み合わされたプログラムです。
小さな△〇などを使って数学が好きなアフリカの学生を描いた作品。
3Dアートや視覚的な錯覚をみることができる作品。
数学に関するオブジェクトがたくさんある作品。
宇宙がどのように受け入れられるべきか、地球をもっと大切にすることを表現した作品。
科学は見えないものを見るのに役立つことを表した作品。
など、素晴らしい作品を見せていただきました。
ここまでお話しや紹介作品を見て、数学とアートの繋がるポイントを知ることができました。
受講生の中には、
・情報の授業でExcelと芸術を使用している。
・グラフアートコンテストに参加したが、作品があまり多くないので少し悲しいですが、数学芸術がもっと人気になりそのような芸術作品がもっと作れられるべきだと思う。
といったことが受講生からありました。
続いて、フラクタルについてのビデオ見た後、次の写真をみてもらいどのような性質があるのか、どのような特徴があるのか受講生に考えてもらいました。
類似性がある特定のタイプのフラクタルがあり、構造を構築する上での重要な役割があることを教えていただきました。
最後に、Youtube動画を見てもらいアイディアについて少し話し合ってもらうようにし、後で受講生が作成したものを共有してもらうようにしました。
クリストフ先生からは、「科学、数学、芸術を組み合わせることで、無限のインスピレーションを与えるので、皆さんに必要なものです」とメッセージをいただきました。
クリストフ・フェニベシ博士、矢田匠 博士から大変貴重なお話をお聞きすることができ、また素敵な作品をご紹介いただきました。
受講生も英語で質問したり考えを話たり、受講生にとって大変有意義な時間となりました。ありがとうございました。
受講生のこれからの研究などに活かしていってほしいと思います。